～KissHug～

いつも
軽薄なお調子者が暗い



休み時間見かける芳樹の様子


　　いい、少し悩め


芳樹の女にたいしての
心のない軽薄さは
きっと、何か隠されているように感じる


私は、そんな女の一人には
なりたくない、絶対いや


反対に、素良には違う。
どんなに素良に都合よく使われたとして

私はそれでも嬉しい


それは、私が一方的に
素良を愛しているから


本当の愛って無償なんだ


なにも求めず
与えるだけでも幸せって

でも傷つく心は
本当は
本当は・・・・・・・・


素良の心を欲しがってしまってる。

二つの
相対する気持ちを
私は、これからどうしていくんだろう


千鶴も
芳樹も
素良も
私も

ある意味
心が一方通行なのかもしれない