~KissHug~
~20~
わかってても
理解してても、あきらめてても
千鶴を愛してるという素良に
やっぱり傷つく私は、
まだまだ強くなりきっていない。
千鶴の想いは芳樹にしかなくて
芳樹の気持ちは、新しいものの私に
向きつつある。
四角関係…
三角よりもっと複雑だ。
私は急にさびしくなった。
帰り道、スーパーで荷物を車に入れる手伝いをする
芳樹を見つけた。
変わってるけど
よく、働く奴…
しばらくその姿を見ていた。
ひとりのおばあちゃんが
道路の向こう側で立ち往生していた。
信号までいくには、スーパーを少し
こさなければいけないから
この車通りの激しい道をなんとか
渡ろうと試みている様子だった。
「おばあちゃん、そこあぶないから!!」
そう言って車の間をぬって
おばあちゃんのところに走っていった。
そしておばあちゃんをおぶって
信号機まで行って
店の前で降ろしてあげた。
いいとこあるじゃん
プチ感動~
携帯を見たら、もうすぐ芳樹のあがる時間だった。
私は、おかあさんに電話をして
図書館によってるから
少し遅くなることにした。
私の本好きは、昔から公認だったから
「おつかれっす」
元気に挨拶して芳樹が出てきた。
私はうつむき加減に歩く芳樹に
缶コーヒーを差し出した。
「おつかれ~」
芳樹が一瞬驚いて
満面の笑顔になった。
「マジー感動!!」
私を抱きしめた。
まっすぐな愛を感じるHugだった。
これが迷いのないHugなのかも知れない
芳樹の感動する様子が
ほほえましかった。
ここにも、わたししかしらない芳樹を見つけた。
素良と芳樹
きっと、この間で揺れ動くはずの自分
自分から、芳樹の手をとった。
カップルつなぎをして
一緒に歩いた。
理解してても、あきらめてても
千鶴を愛してるという素良に
やっぱり傷つく私は、
まだまだ強くなりきっていない。
千鶴の想いは芳樹にしかなくて
芳樹の気持ちは、新しいものの私に
向きつつある。
四角関係…
三角よりもっと複雑だ。
私は急にさびしくなった。
帰り道、スーパーで荷物を車に入れる手伝いをする
芳樹を見つけた。
変わってるけど
よく、働く奴…
しばらくその姿を見ていた。
ひとりのおばあちゃんが
道路の向こう側で立ち往生していた。
信号までいくには、スーパーを少し
こさなければいけないから
この車通りの激しい道をなんとか
渡ろうと試みている様子だった。
「おばあちゃん、そこあぶないから!!」
そう言って車の間をぬって
おばあちゃんのところに走っていった。
そしておばあちゃんをおぶって
信号機まで行って
店の前で降ろしてあげた。
いいとこあるじゃん
プチ感動~
携帯を見たら、もうすぐ芳樹のあがる時間だった。
私は、おかあさんに電話をして
図書館によってるから
少し遅くなることにした。
私の本好きは、昔から公認だったから
「おつかれっす」
元気に挨拶して芳樹が出てきた。
私はうつむき加減に歩く芳樹に
缶コーヒーを差し出した。
「おつかれ~」
芳樹が一瞬驚いて
満面の笑顔になった。
「マジー感動!!」
私を抱きしめた。
まっすぐな愛を感じるHugだった。
これが迷いのないHugなのかも知れない
芳樹の感動する様子が
ほほえましかった。
ここにも、わたししかしらない芳樹を見つけた。
素良と芳樹
きっと、この間で揺れ動くはずの自分
自分から、芳樹の手をとった。
カップルつなぎをして
一緒に歩いた。