〜信頼できるヒト〜
芽生え
私は今日頭痛で学校を休んだ

夜お見舞いに那奈と紗羅と雅が来てくれた。


雅は私達が雅と淕飛の関係のことを知っていることは知らなかった


だから私達はその話は聞かなかったことのようにいつもどうりに過ごしていた 

『璃亜お見舞い持ってきたよ』

『みんなありがとう。なんか悪いなぁ〜』

『いいってば!お互い様だよ。』

『うん』

『もう大丈夫なの?』

『うん』

するとドアをノックするのがわかった

『璃亜はねてていいよ。あたしでるから。』

『雅、ありがとう』

ガチャ―――
少し雅が止まった気がした
『お邪魔します。』

えっ?
淕飛?

『璃亜、これ』

『なんで?』

『先生に届けろって言われたから。』

みんながだまったままの沈黙を破ったのは雅だった 
『あの…私先帰るね。ごめんね…お大事に』

ガチャ

また沈黙がつづいた


『璃亜、大丈夫だった?』
『うん。あっ!さっきのレポートありがとね。』

『うん。』

『俺見舞いにメロン買ってきてさっき璃亜の母さんに渡しといたから。早く元気になってこいよ。』

『ありがとう。ていうかなんでうちん家知ってるの?』

『雅からきいたんだ。』

一瞬びっくりした

『そうなんだ』
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