13‐夏の日‐

一人

別れて少し日が経つと

私も一人に慣れて

落ち着いていた

別れてすぐの頃

たまたま学校で

タッちゃんとすれ違った時

タッちゃんが友達に話している

言葉が耳に入ってきた

「そういえばタッちゃん、

まだ小椋と付き合ってんの?」

「小椋?俺が振った

なんか冷めたし」
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