13‐夏の日‐
気付けばサヤは勝手にヒロトの所へ行っていた
「亜美もあの映画見たいんだって!一緒に行ってきなよ!」
私の「ちょっと待って」は
サヤの耳には届いていなかった
「え、別に小椋がいいなら俺はいいよ?」
私の心配をよそにヒロトはあっさりOKを出した
この時ばかりは
本気でサヤに感謝した
「亜美もあの映画見たいんだって!一緒に行ってきなよ!」
私の「ちょっと待って」は
サヤの耳には届いていなかった
「え、別に小椋がいいなら俺はいいよ?」
私の心配をよそにヒロトはあっさりOKを出した
この時ばかりは
本気でサヤに感謝した