13‐夏の日‐
それでも時間は過ぎて

映画はあっと言う間に

終わってしまった

その頃にはすっかり

映画の世界に入り込んでいて

自分が主人公のような気分だった

劇場が明るくなっても

私はボーッとしていた

「めっちゃ面白かったな!」

ヒロトの声でハッとなった
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