片方しか羽根ないあなたと...

ドアを閉めた音が響いた

あぁ出て行ったんだ

きっと私のこと気にしている人なんてこのクラスにいないだろう

だって死にたい私だもの


生きる意味なんて分かんない...


ガラッ

なんて五月蠅い音なんだろう

また誰か来てしまった

私だけのこの世界に...




「早く来ないと授業始まるよ」


えっ...

私いま、話しかけられた?


彼はニカッと笑って教室をでていってしまった
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