~あの日あの時~


次の日から私は、まるで抜け殻状態でした。


なにもするきになれなかったのです。


そのときインターホンがなりました。

「いきなりすみません。亮の母です。鈴さんですよね?」

『はい。そうです・・・』

「いままであのこのこと有難うございました。(ニコッ)」


あなたのお母さんは、やさしそうな方でした。

「今日うかがったのは、亮の告別式のことなんですけど、来て頂けませんか?」


私は、一瞬迷いました・・・


だってあなたの最期の姿を見る勇気がなかったから・・・



でも私に選択は、一つしかなかった。



『はい。うかがいます。』




< 8 / 11 >

この作品をシェア

pagetop