クリスマスは



「え…」




真木の声で、
私は我に返った。






「あ!えっと…ま、間違った!」





「は?」






「帰ります!さよーならー!」





「おい、麻由!待てよ!」





「待たない〜っ!!」





私は猛ダッシュで廊下を走る。






でも、当然男子の足に
敵うわけがなく。


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