天国の貴方に送る

あのね、

傍にいないでください。


もう、あたしは死んだりしない
死のうとしたりしないから・・・

だから、もう
傍にいなくていいよ


最初はね、呪ったよ。運命を

何故、あなたが死ななければいけないのか?
こんなにも早い別れは無いって・・


でも
あたしは 気付いた

あたしが弱いままじゃ
あなたは困るよね

ただ傍にいることしかできなくて
声も聞こえないの
姿も見えないの
存在さえ、わからない


あたしの妄想であなたがいるって思うくらい

・・・ねえ辛いでしょ?
傍にいるのに
言いたいのに
抱きしめたいのに
こんなにも近くにいるのに


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