ダイアリー


20**年 6月18日(金)

ママに、知られた…
外は土砂降りの雨で音が聞き取りにくかったのが悪かった。
それにママは仕事で遅くなるって言ってたから安心もしてた。
でも正直…パパとの行為に夢中になってた。これが本当の理由かも……
何も考えられなかった。
雨の音にかき消されるような微かな音や人の気配になんて気を配ってる余裕なんてなかった。
ママはベッドの上の私たちを見ると、すぐに真っ青な顔になって狂ったように叫んだ。何を言ってるのかママにもわかってなかったんじゃないかって思う。
私は怖くてパパにしがみついていた。
パパも私を強く抱き締めてくれた。


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