ダイアリー
20**年 7月9日(金)
今日、パパが私に会いに来てくれた!
学校の帰り道、人気のない場所にパパはいた。
私はパパに抱き付いた。
パパも抱き締め返してくれて、遅くなってゴメンって…
私はパパに会えたから、そんなことはもうどうでもよかった。
パパといっぱい話をした。
学校のことも聞かれたけど、私はあいまいに答えてた。
本当は、新しい学校は全然なじめてない。なじむ気もない。
パパのいない日々がこんなにつまらないなんて思わなかった。
パパがいなきゃ全ては意味のないものにかわって、色をなくすんだって改めて気付いた。
だって、今日パパに会えたとたんに私の見る世界に色が戻ったから。