ホワイトクリスマスのために
それが、俺の仕事だった。


だからその仕事が終われば人間界から消えなきゃいけなかったんだ。


美希と離れなきゃいけないのも分かってた。


でも、美希が好きな事は嘘じゃない。


好きだったから、美希と一緒にいることが俺の願いとなったんだ。


美希、俺は見えなくなったけど、美希が覚えてくれている限り、側にいるから。


美希がシワシワのおばあちゃんに成ったって、ずーっと側にいるから。


だから、美希にも幸せになってほしい。


ずっと素敵な笑顔でいてくれよ。


美希、愛してる。

  雪斗より
 
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