ホワイトクリスマスのために
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ポタッ………
私の涙が落ちた所から、手紙は溶けていって、影も形も無くなってしまった。
………私泣いてたんだ。
雪斗くん………言ってくれれば良かったのに。
そしたら、こんなに好きになるまえに辞めてたのに……………ずるいよ。
雪斗くん、好きだよ。好きすぎて、雪斗がいない世界なんて…………
私は、雪斗くんと繋いでいた右手でペンダントを握りしめて、目を閉じた。
「美希……ずっと側にいるから。」
そっか、そうだよね!
ずっと側に居てくれるよね。