愛される星

お言葉に甘えて、少し横になっていると体調は回復した。


近所のみんなが集まって来る。


「この街へようこそ、しぃちゃん!」


新しい街でもみんなが私をしぃちゃんと呼んでくれた。


わいわい騒ぐのが大好きな人達と、私もそうするのが好きだったからすぐに仲良くなれた。


「しぃちゃん、体大丈夫かい?」


大家さんが心配して私のもとへ来てくれた。


「うん、なんだか気持ち悪くて折角のバーベキューなのに、ごめんね。」


「いいんだよ。無理しないでちょうだいよ。」


夕方までみんなと騒いだ。時々、歌を披露した。



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