愛のカケラ

だけど

「俺、莉緒ちゃんの事好きなんだよ・・・
葵空にはちゃんと言っておきたくて」


偶然、学校に行く途中に会って雨夜に言われた




――――――その時あたしは、

頭をがつんと殴られたような衝動に駆られた。





「莉緒ちゃんってさ、気遣いうまいよなぁーっ」

「なんか大人の女性!!!!って感じしねぇ??」

「ははは・・・ってか語りすぎかー★」






好きな人が

一生懸命好きな人の事を話してるのを見て

こんなにも辛いとは思わなかった…





「やっぱ、俺さぁ・・・

莉緒ちゃんの事、すげぇ好き」





・・・・・あなたはいつも、莉緒姉の事ばかり

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