初恋愛 ~ブルーグレーの瞳~
私達家族の再会をそっと微笑みを浮かべ見つめていた健が、病室から出ようとした時、

「君が、メールをくれた
穏雅健さんですね。」

お父さんに呼び止められた。

『ええ』と答えた健に

「あんなメール貰ったら
来ない訳にはいかないですからね。
君にも会えて良かった。

私がこんなことを言っていいのか分からないが、
凛を宜しくお願いします。」

笑顔を湛え、頭を下げて言った。

健も笑顔で、

「ええ、勿論です。
こちらこそ宜しくお願いします。」

そう言って頭を下げた。

< 115 / 167 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop