初恋愛 ~ブルーグレーの瞳~
そんな私にひまわり先輩が

「もう眼鏡はいらないね
ちゃんと前向いて話して
笑えてる。

私もずっと過去に捕われていて、前に進めずにいたから良く分かる。

凛ちゃんは、もう進み出しているよ。
前を向けたら、次は周りを良く見て、あなたを想い、差し延べられている手が必ずあるから…

そして今度は、凛ちゃんが手を差し延べてあげて、

痛みを知っている人だから分かる俯いている誰かに…」

そう言うとニコッとしてとても綺麗な瞳で笑顔をくれて、そっと私に手を差し出した。


本当だ、いつの間にか、私前向いて話して、
笑えている
ちゃんと人を見ることが出来ている…

私は「はい!」と言うと、ひまわり先輩の手をしっかりと握った。


二人は洸、タクの方へ行き、また皆で水遊びを始めた。

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