初恋愛 ~ブルーグレーの瞳~
「サファイアのブルーが凛の瞳によく似合うと思ったんだ。」

私の首にネックレスをしてくれながら、健が言った。

ネックレスをした私を見て健は

「よく似合うよ。」

そう言って微笑んだ。

「有り難う。」

と言った私の声は嬉しさと感激で震えていた。

目を潤ませている私に

「四つ葉のクローバーの花言葉って知ってる?」

健が尋ねてきたので、
分からないと首を傾げると

「『Be Mine』私のものになって。だよ。」

そう言って、更に私の耳元で

「凛、俺のものになって。」

囁かれ、
心臓が前に飛び出しているんじゃないかというくらい跳ね上がり、
顔は一気に熱くなり、
どうしたらいいのか分からなくて、コクンと頷くことしか出来なかった。

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