初恋愛 ~ブルーグレーの瞳~
そんな私を健は、優しく抱きしめ、そのまま抱き上げてベッドへ…


ベッドの上の私は、もう限界、心臓は破裂しそうなほど速く激しく波打ち
イヤじゃないけど、やっぱり怖くて、不安で…

握った両手を胸の上に置き、目をギュッと瞑っていた。


そんな私の気持ちを察したかの様に

フッと健から声が洩れたかと思ったら、額に温かな唇の感触に、私の体がピクリと反応すると

「愛してる。」

健に耳元で囁かれ、
ゾクリとする色っぽい声色で、嬉しい言葉に、
目をそっと開けると優しい笑みを湛えた健の視線とぶつかり

「私も…。」

そう言って抱き着いて、恥ずかしさで胸に顔を埋める。

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