初恋愛 ~ブルーグレーの瞳~
健に抱きしめ返されると
二人の高鳴る鼓動が重なる。

健も私と同じ気持ちでいてくれる…。

一気に体が熱を帯びていく…


唇に軽く、徐々に深く激しくなる健のキスに、
私は息も絶え絶えに、
夢中で応えていた。

キスに乗せられた想いに応える様に…


キスと共に、気が付くと
顕になった私の体は、
健のしなやかに、優しく這う舌、指の動きに、
恥ずかしいけど、反応し
自然に洩れる自分じゃないみたいな声

「っん…、あっ…。」

驚いて思わず口元を指で押さえる。

健はそこに口づけをし

「凛、可愛い…
もっと声聞かせて…。」

ズルイ…、
そんな艶っぽい声で、
そんなこと言われたら私……

< 142 / 167 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop