初恋愛 ~ブルーグレーの瞳~
ハァ~、

机に突っ伏して、溜め息ばかり付く私に

「どうした?喧嘩でもした?」

私はパッと顔を上げ、
そう尋ねるやっちゃんに
頭を思い切り左右に振ると、健があれ以来家に入れようとしないことを話し

「どうしてかな?
入れられない秘密が何かあるとか?」

頭を傾げる私に、話しから何かを察したやっちゃんは

「凛の事を想ってのことだから大丈夫。」

今一納得出来ない私に、ニッコリ笑ってそう言うと、私の頭をポンポンとしてどこかへ行ってしまった。


益々分かんない…

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