初恋愛 ~ブルーグレーの瞳~
麦茶を飲んで一息つきながら、健は私を待たせた事を詫びてきた。

私が勝手に押しかけて来たのに…

「何も言わずに来た私が悪いから…

今日会議って言ってたから、健疲れて帰って来ると思って、何かスタミナのあるもの作ってあげたくて来ちゃった。」

そう言って、グラスの麦茶をコクリと飲んで、
俯き加減のまま目だけ健に向け微笑んだ。

そんな私に健は、何故か慌てて微笑みを返した。


私は「さてと…」と言って立ち上がり、ご飯の準備を始めた。


今回も『疲れているんだからゆっくりしてて』と『手伝う。』と言う健をソファーに座らせた。

< 56 / 167 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop