星月夜




「今、夜鶴精神的に不安定なの。なのに、あなたみたいな人がいると余計危ないの」


「・・・俺、本気ですよ」


その真剣な瞳。


「そう」


凛はジュースを飲み干した。


「じゃあ、夜鶴の暗い過去を一緒に、背負ってあげられる?」


「え―」


「夜鶴を幸せにさせられる?笑顔にさせられる」


「それってどーゆーこと―」


「夜鶴には、ね」


凛は箸もおいた。


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