星月夜
「って!デート!?」
その言葉ににやり、とする原くん。
「かっこいい俺とデートできるなんて羨ましいと思えよ!」
そんな俺様野郎、みたいな台詞を吐かれた。
その言葉につい、笑ってしまった。
それで、1時間ぐらいぶらぶらした。
「少し休憩するか」
原くんが指した店は、カフェ。
クリスマス近いからなのか、イルミネーションがすごい。
寒いし、疲れたから頷いた。
「この席座ろうか」
そう言って、原くんが指名した席。