星月夜




探偵、といっても。


大手ではなく、個人事業。


お客さんは、まぁまぁらしい。


探偵よりも、何でも屋になりつつある。


「いいの?本当に??」


付き合っても。


そういうように聞こえた。


その凛の視線から逃れたくて、


「あ。今からバイトなんだ~」


そう明るい声を出した。


もう、講義が終わっている。




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