星月夜



「やっぱ、好きな人には何か送りたいじゃないか」


好きな人・・・


その言葉に自然と顔が赤くなる。


そっか。


「まあ、贈り物よりも食べ物かな」


鼻をこする原くん。


照れくさそうに笑う。


「ありがとう。原くん」


ありがとう。


胸のうちでまた呟いた。


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