星月夜



そーいえば、原くん私の前ではいつも素を出してくれている気がした。


「最初は思っていたのかよ」


その鋭い指摘。


「だって、いつも私には注意するしさ。」


ふてくされたような声を出す。


「でも、優しい良い奴だよ!」


その言葉に原くんは、耳まで真っ赤になった。


その表情を見て、くすりと笑った。


原くんと付き合ったほうが良かったのかな?


そう思うときは、一回だけあった。


でも、私には彰しかいないの。


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