星月夜



「俺は、原 玖雅ですよ」


原 玖雅か―


「居場所は・・・家ではないのか」


そんな間抜けな答えをしてしまった。


「家、ですと・・・」


他に何か続かせる者はあるのか。


「家にいるのではないか」


その答えに、原は笑う。


「さすが、というべきですかね」


きっと、原のほうが年下だろう。


なのに、なぜそんな言い方をするのだろう。


その前に、原は夜鶴にとってどんな関係なのか。


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