赤い糸。
海。
海に行く当日の朝。
わたしは
気合いバッチリ。
化粧も
マスカラは
もちろん
ウォータープルーフ。
水着も
よしっ
白で決めて。
『ピンポーン。』
『あい!行くよー』
ゆきが車で迎えにきてくれた。
『はぁーい!
今出るー』
小林とマッキーとは
駅で待ち合わせ。
ドキドキ。
ドキドキ。
駅に着くとマッキーが待っていた。
『おまたせー
あれ?小林は?』
『んー。
まだやで。』
〜♪〜♪〜♪
『今電車乗ったから、チョット待ってな』
小林から。
『チョット遅れるねんてぇ』
っと、わたしは
怒ってるそぶりを見せながら
あと少しで会えるんや。
とウキウキしてる気持ちを隠そうとしていた。
親友のゆきには
このとき
すでにわたしの気持ちに
気付いていたと
後で聞くことになるのだ。