赤い糸。
スターバックス。
わたしは
小林を
車で迎えに行った。
早く会いたかったから。
『小林♪
家の前着いたよ
』
平静を装い電話をかける。
『おぅ!
今外出るー』
ひさしぶりの小林の声。
『久しぶりやなぁ。』
ひさしぶりの小林の顔。
そしてはにかむ笑顔。
『桜井、焼けたんちゃう?』
『小林らと、
一緒に海行ったからやぁん』
他愛のない会話と
ぎこちないわたしの運転で
ゆきの働くスタバへ。
『着いたぁ。
あ。ゆきがおる。
』
『ホンマやぁ。
ガンバッテるなぁ。』
私達は店の中に入り
とりあえず注文をしてみる。
4人がけのイスに
飲み物を持って
わたしは座った。
すると?
小林は!!
なぜか、わたしの隣に!!
『なんでやねん』
と照れ笑いのわたし。
『チョット見せたいもんがあるからさ』
っとパソコンを手にとる小林。
隣に小林。
近いやん。
なんて思いながら
胸のドキドキを必死で隠していた。