赤い糸。
『んで...
な.何?
見せたいものって?』
『ほら。』
バーベキューの日にとった
カメラの映像やった。
映像を見たわたしは
最近の事やのに
なんだか、
昔の事みたいで
照れてしまってた。
隣に小林がいるから
恥ずかしかったんかもしれない。
小林と
隣同士で
スタバを飲みながら
私達は色々語り合った。
中学を卒業してからの進路。
友達関係。
もちろん
恋愛の話しも。
私達は
10年分の人生を
洗いざらい話していた。
小林と
こんなに深く
話せるなんて
思ってなかったし
話せて
声変わりしてる小林が隣にいて
もっともっと
たくましく感じていた。
もっともっと
知りたいって思っていた。
気付いたら
スタバで
隣同士で
5時間も
お互いの事を
話してしまっていた。