Firstーファースト
翌日。。

私が教室に入ると、ドアの近くに立っていた中野くんと目が合った。。



おはよう。。


その一言が言えず。。


私はすぐに目を反らすと自分の席に座った


昨日見てしまったあの光景がまた頭の中に映し出された



「はぁ。。」


席に着くと私はため息をつき


机に俯せになって、また目を閉じた。。


こんな事しても現実から逃げているだけなのに


昨日偉そうに大森くんに言った「中野くんが幸せならそれでいい」と言った言葉の重みを感じた



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