Firstーファースト
その日。。私は思い切って中野くんに話しかけた



「中野くん!」




「。。うん?」




「いや。。」



何を話せばいいのか、どうしよう。。




考えてなかった。。




「いや、ごめん。。何でもなかった♪」



私は苦笑いをすると、くるっと後ろを向き逃げようとした




その時だった





「ちょっと待って!!」




「。。えっ?」




中野くんに呼び止められたのだ。。




私はそっと振り向いた




「。。ちょっと話そうか」





「えっ。。うん」




すると中野くんがゆっくり歩き出し、渡り廊下の階段に腰をおろした





私は無言で。。




緊張していた
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