《バツ1子持ち、それでも大好きだよ先生!》美憂が生まれて、華の子育て奮闘記♪
向坂さんはあ、と言う間にオムライスを五人前と、賞味期限が今日までの牛乳とコーンでスープも作ってくれた。



向坂さんって何者?



『華凄い顔してる。』



「向坂さん料理もプロ並みだよ。それにカリスマ美容師って言われてるくらいなんだからね。


この前雑誌に載ったよね。」


そんなに凄い人がどうして私なんか?


『華は自分の魅力がまだ分かってないらしい。


まあ沢田先生が分かってるからいいけどね。


沢田先生華にメロメロなんだもんな。


小沢の入る隙なんてねぇよな。


小沢も彩夏を選んで正解。

結局俺だけ半端なんだな。』


「健君大丈夫夕顔がお嫁さんになってあげる!」


その声に、一斉に振り替える。


「夕顔どうしたの?」



夕顔がきょとんとして、「だっていい匂いがしたから、起きちゃったんだよね。」


みんなで吹き出してしまった。


「ママ夕顔もオムライス食べたい。」夕顔が私の横に座る。



向坂さんを見て、「夕顔本気だからね。後10年待ってね!」



向坂さんは食べていたオムライスを吹き出した。



後10年夕顔は16才、向坂さんは35才だよ。






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