《バツ1子持ち、それでも大好きだよ先生!》美憂が生まれて、華の子育て奮闘記♪
『夕顔パパだよ。パパ夕顔と話がしたいな。駄目かな?』



部屋の鍵が開く音がした。


私も入ろうとすると、『華はここで待ってて、夕顔と二人で話してくるから。』


部屋のドアが閉まる。



私はこの場所から動けなかった。



夕顔とは血の繋がりがない私。



そんな事一度も思った事なんてなかったのに、



この時初めて私はそれを感じてしまった。



美憂が生まれて美憂に手がかかり、夕顔と一緒にいる事が少なくなったと思う。


二人で買い物に行ったり、二人でお風呂にはいり、いつも一緒に寝ていた。



夕顔ごめん。



ママは夕顔が好きだよ。



美憂と同じくらい大好きなのに、



夕顔を構ってあげられなくて、ごめんなさい。



涙が止まらない。



その時夕顔の部屋のドアが開いた。



一輝と一緒に夕顔が出て来た。



夕顔が泣いてる私を見た。


「ママごめんね。夕顔みーたんにママ取られたみたいに思えて、



ずっと焼きもち妬いてたんだ。



ママに甘えたかったの。我が儘言ってママ困らせたかった。」







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