your side
「お待たせしました」

コーヒーを持って行った

「城崎に連絡取りましょうか?」

「あーいいんです!いきなり来て驚かせようと思って」

ニッコリ笑った顔が
少し十に似ていた

「では。ごゆっくり」

「唐沢さんでしょ?」

「え?はい」

「私十の姉です。十からよく聞いてます。ほんとかわいらしい」

あたしは顔から湯気がほんとに出たかと思った

「お姉さん!」

「今日ここに来た事ナイショにしてくれますか?
また突然来て驚かせたくて」

すっごく綺麗なのに
すっごいかわいい人だった
「わかりました」

あたしは安心した顔でニッコリ笑って言った
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