your side
「お姉さん言ったの?」

「いいや。アネキの行動は全部わかるよ」

「…」

「オレアネキと2人暮しなの。
心配症なんだよ…昨日だってオレがカフェにいないって分かってたから来たんだよ」

「なっなら、黙っててね」
「あ?」

「お姉さんに黙ってて」

「優しいんだねミキは」

十はあたしの顔を下から覗き込むようにして言った

「言わねーよ」

「足…悪いの?」

十の目が一瞬止まった

「足動かねーよ」

「じゃ!早く寝ろよ」

十はあたしの頭をクシャクシャってして帰って行った

十の事少し知る事が出来た
足の不自由なお姉さんと2人暮らし…

ほんと…少しだった
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