your side
2.出会い(ジュウ)
ミキが部屋を飛び出した後

部屋が真っ暗になっても動けないでいた

ミキを傷つけた…
1番したくなかった事

ようやくニット帽を脱いで階段を降りた

「これでよかったんだろ…」

車椅子のままテレビを見ているアネキに向かって言った

アネキは振り向くと同時に

「気に入らない」

と真っ赤になったオレの目を睨んだ

「その心からもあの子を消して…じゃなきゃ許さない」

オレは…壊れそうだった…
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