your side
放課後何人かの女子が着いて来てた

オレはウザイし家を知られたくなくてそいつらをまいた

そして今日はミキのバイトの日だって分かってたオレは

バスに乗った

次のバス停に停まる時

乗ろうとするミキが見えた


偶然が嬉しかった

「唐沢美樹さん」

座席表で名前を覚えたのはミキだけだった

真っ赤な顔で話すミキ

やっぱり思った通りの子だった

何となくミキが降りる駅の前で降りた

言葉を交わせた

それだけで嬉しかった
< 43 / 45 >

この作品をシェア

pagetop