愛心を持つ君に

体育館の裏には
さっきの緑メッシュ女と眉ピ男がいた。

「堂々と遅刻して派手すぎんだよ
 一年は隅で死んでろ。」
緑メッシュの歩さんが言う。
「話し合いなんかめんどいぜ。
 おい金髪!悟つったっけ?
 怠慢はれや。」
「上等じゃはげぇ!」

悟がいった。
細い体でも悟は強かった。
なんたって出身中学校の頭をしていた。

悟vs幸太先輩の怠慢が始まった。

「悟ーっ!そんなはげ殺しちゃえっ♪」
実由の気のぬけた応援。
すると実由の後ろから歩さんが実由にとっつかかった!
「いたっ!!」
「実由っ!」
実由は髪の毛をひっぱられている。
歩さんの手には実由の抜けた金髪の髪の毛が
絡み付いている。

悟と幸太は殴りあいを続けて、実由はあいかわらず
歩に髪をひっぱられている。


桃は歩を蹴った。
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