幼なじみって大変だよな
雫 「なぎさぁ。あのね…えっと、お願いがあるの。聞いてくれる?」
渚 「ん?キスとか以外ならいいよ」
雫 「えっとね?明日…休みでしょ?もし、渚がよかったら…お、お出かけ?したいなぁと思って…」
雫は恥ずかしそうに小さな声でそう言った。雫とお出かけってよくあるけど…こんな頼み方初めてだよな。なんかありそうだけど…。
渚 「それってただのお出かけか?それとも…デートなのか?」
オレはニコニコしながら言った。ちょっとからかいも含めて。
雫 「ち、違うもん!デ、デートじゃないもん…」
雫は真っ赤になりながら言った。ちょっと焦ってるよな…。可愛いやつ。
オレは雫が喜ぶかなと思ってこう言った。
渚 「デート…だったら言ってもいい」
オレも少しは恥ずかしいんだよな。
雫 「ホ、ホントに!?デート?やったぁ。渚とデートだぁ!」
さっきまでお出かけって言ってたのにな。切り替えだけは早い。デートってそんなに嬉しいもんなのか?
雫 「あとね…もう一個お願いがあるの」
渚 「ん?なんだ?」
雫 「今日、泊まっていい?」
明日デートだし…。泊まるくらいいいよな。
渚 「いいよ。いつでもおいで。」
雫 「やったぁ!」
雫はデート、お泊まり、と言いながら喜んでいる。そんくらいいつでもしてやるのに。
雫 「明日が楽しみだね!渚!」
渚 「あぁ。楽しくなるといいな」