幼なじみって大変だよな
雫 「うぅ~、恥ずかしかったよぉ…」
渚 「オレもだ!」
雫 「迷惑だった……?」
ヤバい…。言っちまった。
等々泣き出してしまった…。
渚 「迷惑じゃない。逆に雫の可愛いとこが見れた。よくある失敗だからあんまり気にすんな。」
雫 「ホントに…?め…いわ…くじゃない?」
渚 「あぁ。だから泣くなって。せっかくのデートだから泣いてちゃ楽しくないだろ。」
オレは雫の涙を指で吹いて頭を撫でた。
雫 「うん…。えへへ、渚は優しいね」
渚 「そうか?なんにもしてないだろ」
雫 「私には優しいもん……」
そういってオレの肩に頭をのせてきた。
雫 「今だけ…、こうしてていい…?」
渚 「いいよ」
オレはそう言ってまた頭を撫でた。
雫はいつものように笑っていた。
コイツは喜怒哀楽が激しい。
悲しんでいると思えばすぐに笑い、急に怒りだしたりと…。
まぁ見てて飽きないんだけどな。