キミは私のモルモット
怜奈は、怠惰な学生と言うわけではないけれど、教授の好き嫌いが激しく、嫌いな教授の講義はろくに出席もしない。
臨床心理士を目指している私は、臨床心理学の講義は、まじめに出席してノートも完璧だった。
「美雪は、田中教授の研究室で卒論書くの?」
「いや、まだ決めてないけど、杉本教授にしようかと思ってる」
「ふうん、そろそろ私も考えなきゃなあ」
そんな会話を交わしながら、カフェテリア形式の学食で好きなおかずを選び、テーブルを探していると、怜奈が叫んだ。
「あー、イケメンたち発見!」
そそくさと、目的の席に向かう。
怜奈を追いかけると、そこにはサークルの後輩3人組。
臨床心理士を目指している私は、臨床心理学の講義は、まじめに出席してノートも完璧だった。
「美雪は、田中教授の研究室で卒論書くの?」
「いや、まだ決めてないけど、杉本教授にしようかと思ってる」
「ふうん、そろそろ私も考えなきゃなあ」
そんな会話を交わしながら、カフェテリア形式の学食で好きなおかずを選び、テーブルを探していると、怜奈が叫んだ。
「あー、イケメンたち発見!」
そそくさと、目的の席に向かう。
怜奈を追いかけると、そこにはサークルの後輩3人組。