キミは私のモルモット
「美雪先輩の悩みは、そういうことか」

「うん」

「俺で、役に立てそうなことってあるか?」

「聞いてもらっただけで、ずいぶん楽になったよ。

怜奈に話したときも、そうだったけど。

でも、この分じゃ私、どんどんいろんな人にこの話しちゃいそう」

苦笑いすると、タカ君も微笑んだ。

「まあ、それでもいいじゃねーの?

クリスマスの時に、了解得てるんだし」

「でも、彼のイメージ台無しにしちゃうよ」

「それが本当の姿なんだから、しょうがねーじゃん」

「うーん、まあね…」


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