キミは私のモルモット
「ひぇっ?」

驚いてしゃっくりみたいになってしまった。

「ちょっ・・・んっ」

抵抗する間もなく、キスが降ってくる。

目を閉じることも忘れ、目の前にあるタカ君の顔をまじまじと見つめた。

そういえば、眼鏡をはずした顔、初めて見た。

端整な顔立ち、とは思っていたけど、肌もきれい。

うらやましいなあ。



キスされているのに、そんなことを考えていた。

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