先生は…❤


「私、瀬尾君とキス…したの。」


怖くて先生の表情が見れない。


きっと、先生、驚いてるよね。


「あ、でも、違うの。好きとかそんなんじゃなくてっ!瀬尾君に…」


「分かってる。花梨を信じてるよ。」


私は、先生の人差し指で、ピンッとおでこを弾かれた。


「だから、そんな泣きそうな顔すんなって。」


そう言われて、私は自分が泣きそうな顔をしている事に気がついた。


< 127 / 179 >

この作品をシェア

pagetop