先生は…❤
瀬尾君と話ながら食べてると、瀬尾君が私を見て言った。
「口元に肉まんついてる。」
「え!ウソッ」
うわっ、恥ずかしい!
顔を赤らめながら、私は慌てて口元を触って取る。
それを見ていた瀬尾君が、クスッと笑った。
「そういうところ、カワイイ。」
カ、カワイイってそんな。
女の子に対して、それは、かなりの殺し文句だよ。
いい機会だし、やっぱり、瀬尾君には、ちゃんと言った方がいいよね。
私には先生がいるし、先生以外考えられないもん。
「勘違いだったらごめんね。
瀬尾君てさ、もしかして、私の事好きだったりする?」
「うん。好きだよ。」
顔を赤らめることなく、サラリと言ってのける瀬尾君。