先生は…❤


彼は後ろにいる私に気付き、振り返る。


振り返った彼は、とても端正な顔立ちをしていた。


柔らかなサラサラとした栗色の髪が、風に吹かれてなびく


薄く形のいい口唇を動かし「今日から君の家庭教師になりました。
よろしくね。」と、笑った。


「花梨です。よろしく…お願いします」


夕焼けの日の光に染められたせいだけでなく、火照った真っ赤な顔して挨拶した事おぼえてる


思えば、あの時から恋してたのかな。


ねえ 先生。知ってた?


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