ひとりごと。

できそこないの天使

神様に見捨てられた失敗作
羽のない天使は地に落とされた

孤独を愛する天の子は
誰からも見守られることなく
今日も静かに眠りにつく

いっそ目覚めたときに
すべての記憶がなくなっていればと
叶わぬ願いに涙して
今日も独りで目を閉じる

声にならない叫びは
ガラスの心にこだまして
傷ついた背をさすっても
美しい羽根は生えてこない

あと何回悲しいと言えば
あと何回苦しいと言えば
光の中を生きることを許されるの

神様、聞こえますか
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